「坪単価」安さには注意を
・「気付いたら予算オーバー」を回避
注文住宅の施工業者を選ぶ際の基準になるのが「坪単価」です。
坪単価というのは１坪（３・３平方メートル）当たりの建設コストのことで、建物の本体価格を延べ床面積で割ったものです。
逆に言えば、面積に坪単価を掛けた金額が本体価格になるということですね。
さて、この坪単価は施工業者によって異なり、基準がややバラバラなことは既に記事にしています。
ですから、坪単価の高い、安いは一つの目安として活用すべきです。
そういう意味で、注意すべきは実際以上に低く表示している場合でしょう。
特に低価格を売り文句にしている会社は坪単価を安く見せれば見せるほど、自身がターゲットにしている消費者に訴求しやすくなるため、低く表示している業者もあります。
全国的に事業を展開するメーカーなら、さすがにそうしたことも少ないでしょうが、そこまでの規模に至らない会社の場合は、坪単価に何が含まれていて、最終的な支払額に対して幾らぐらいを予算として見ればいいかを確認する必要があります。
そうすれば、話が進んでいく中で、気付いたら予算オーバーということもなくなるでしょう。